友人から送ってもらったドライ梨レシピをもとに原稿を書いている私は、レシピ集の中に意外なものを見つけた。「すごい……こんなアレンジレシピが入ってるなんて……」友人のアイデアに感心した私は、仕事帰りに珍しくスーパーのデリカコーナーで足を止めた。そのまま私は一目散で家に帰り、買ってきた出来合いのお惣菜をお皿に移し、ひとり晩酌を始めていた。買ったのは「季節の彩りサラダ」と「ほうれん草のキッシュ」と赤ワインだ。こんなメニューを夕飯に選んだのには理由がある。友人の考案したドライ梨レシピに感化されたからだ。《ドライ梨のドレッシングでいただく初夏のサラダ》友人のレシピ集の中にこれを見つけた時は驚いた。ドライ梨をドレッシングに使うという新しいアイデアに、私は和梨の可能性を感じた。このレシピの最大のポイントは、ドライ梨を一晩水に浸しておくことだ。その浸した水にホワイトバルサミコビネガーとはちみつとレモン汁、塩、コショウを混ぜ合わせドレッシングの完成だ。初夏のサラダレシピはこちら《ドライ梨のポタージュスープ》このレシピでは、ドライ梨をアーモンドミルクに一晩漬けることで、すっきりとしたアーモンドミルクの甘みの中に、ドライ梨の香りが加わり、一味も二味も異なるポタージュスープが出来上がるのだそうだ。ディナーの始まりを告げる1品として重宝されそうだ。ポタージュのレシピはこちら《ドライ梨とチーズのスコーン》デスクワークの日、私はよくオフィスの路地裏にあるベーカリーでチョコレートのスコーンを買い、オフィスで淹れたブラックコーヒーで昼食を摂ることがある。甘党ゆえの選択だが、時々塩気が恋しくなる時もある。そんな時、この友人のスコーンがあれば、甘さと塩気を両方楽しめるのになぁと思う。このレシピでは、ドライ梨はスコーン生地の中に練り込み、チーズはスコーンの上にふんだんにかけて焼き上げる。おやつにも最適だ。チーズのスコーンレシピはこちら《生ハムとブルーチーズのドライ梨キッシュ》レシピ考案の友人いわく、ドライ梨はお惣菜にもなりうる万能食材だとのこと。今回のキッシュにはドライ梨の他に生ハムとブルーチーズがフィリングとして使われるため、それら2つの食材の塩気がドライ梨の優しい甘みを引き立ててくれるのだ。友人を招いてホームパーティーをする人には是非作って欲しいレシピなのだそう。ドライ梨を使ったキッシュレシピはこちら《ドライ梨と生ハムのピザ》友人も私も学生の頃から目がないピザ。文化祭の打ち上げでも、体育祭の慰労会でも、ことあるごとにピザを注文して食べた思い出が蘇る。友人のレシピにはドライ梨と生ハムが具材として使われている。ドライ梨の食感とピザ生地の相性がやみつきになる1品だ。生ハムのピザレシピはこちら「ごちそうさまでした」私はほうれん草のキッシュを食べ終え満足感とワインの余韻に浸り夜が更けていった。第二十三話:ドライ梨と友人に敬意を込めて